【9月30日 AFP】中国・四川省(Sichuan)の成都パンダ繁育研究基地(Chengdu Panda Base)で29日、臨時飼育員「パンダ守護使」の選考会が行われ、日本人1人を含む6人が選ばれた。  同基地の広報担当によると、選ばれたのは東京都の梶原裕美子(Yumiko Kajiwara)さんのほか、台湾、中国、スウェーデン、フランス、米国から各1人。1週間の訓練を受けたのち、来月4日から1か月間パンダの飼育に携わり、ブログなどで自分の経験を発信してもらう。絶滅が危惧(きぐ)されるパンダの窮状について、世界中の人に知ってもらうのが狙いだ。  臨時飼育員たちは、成都周辺の山でパンダ生息地の調査も行う。  野生のパンダの個体数は1600頭程度にまで減っており、世界で約300頭が飼育下に置かれている。同研究基地は現在、飼育下で繁殖させたパンダを野生に戻す取り組みを行っている。(c)AFP 【関連記事】 ◆パンダ飼育員6人を世界から募集、「プロジェクト・パンダ」始動 中国 ◆パンダに囲まれる夢のような生活、中国内外から飼育員6人募集 【参考】「プロジェクト・パンダ」のホームページ(英語、中国語、韓国語、日本語)