【7月22日 AFP】モナコ公国の公室は22日、アルベール2世(Prince Albert II)公(52)と婚約者で南アフリカの元五輪水泳選手シャーリーン・ウィットストック(Charlene Wittstock)さん(32)が来年7月に結婚すると発表した。

 2人は7月8日に宮殿で法律上の結婚式を行い、翌9日に教会で宗教上の結婚式を行う。式を行う教会は今後発表されるという。

 アルベール公は、これまでにも数々の美女と浮名を流し、即位後に2人の非摘出子を認知している。

 最初の子どもは、米国人ウエートレスとの間に生まれた女性(20)で、2人目の子どもは仏系トーゴ人の元フライトアテンダントとの間に生まれた現在6歳の男児。モナコの法律では、嫡出子でなければ公室の跡継ぎとして認められないため、2人には継承権が無い。

 アルベール公が国家元首を務めるモナコは、フランス南東部に位置する小さいながらも豊かな国で、アルベール公の資産は20億ユーロ(約2200億円)と推定されている。国土はわずか200ヘクタールで人口は約3万2000人だが、完全な市民権を持つのは8000人ほどしかいない。

 税率が低いことや、豪華なヨットマリーナ、有名なカジノなどに惹かれて多くの富裕層が訪れる。フランスから毎日3万6000人が入国して、モナコ国内で観光業に従事している。(c)AFP

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