【6月29日 AFP】テニスウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2010)は28日、男子シングルス4回戦が行われ、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)が難なく準々決勝進出を決めた一方、前年準優勝のアンディ・ロディック(Andy Roddick、米国)は盧彦勲(Yen-Hsun Lu、ルー・エンスン、台湾)に敗北を喫し、4回戦で敗退する波乱があった。

 大会7度目の優勝を狙う第1シードのフェデラーは、第16シードのユルゲン・メルツァー(Jurgen Melzer、オーストリア)に6-3、6-2、6-3でストレート勝ち。2008年大会の覇者で第2シードのナダルは、フランスのポール・アンリ・マシュー(Paul-Henri Mathieu)を6-4、6-2、6-2で下したが、ロディックは世界ランク第84位の盧に6-4、6-7、6-7、7-6、7-9で敗れた。盧は台湾人選手として初めて4大大会(グランドスラム)の準々決勝へ進出する。

 マレーは第18シードのサム・キュエリー(Sam Querrey、米国)を7-5、6-3、6-4で下し、第3シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は、レイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt、オーストラリア)に7-5、6-4、3-6、6-4で勝利した。

 フェデラーは準々決勝で、ダニエル・ブランズ(Daniel Brands、ドイツ)を4-6、7-6 (7/1)、7-5、6-3で下した第12シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)と対戦。ナダルは、6月全仏オープン男子シングルス決勝で戦ったロビン・ソデルリング(Robin Soderling、スウェーデン)と再対決する。(c)AFP