【6月2日 MODE PRESS】米ニューヨークのファッション工科大学(Fashion Institue of TechnologyFIT)で学び、「ケイト・スペード ニューヨーク(kate spade NEW YORK)」や「スティーブン アラン(Steven Alan)」で経験を積んだデザイナーWhitney Pozgayが、自身のブランド「Whit」を立ち上げた。ブランドやデビューコレクションについて話を聞いた。

-デビューおめでとうございます。
Whitney Pozgay(以下W):ありがとう。どんな反応があるかと思うと気苦労だけど、一つのものを作り上げるという過程はとても面白かったです。

-「Whit」を表現すると?
W:これまでに、それぞれ異なるスタイルを持つ友人たちが、同じようなアイテムを購入する場面を数多く見てきました。それによって、各自がパーソナライズできるようなアイテムを作りたいと思ったのです。モダンでありながら、エッジの効いた女らしさのある作品を、ドットやストライプといったクラシックなテイストと合わせています。常に60年代や70年代のたそがれた感じから影響を受けています。

-アートはコレクションにどんな影響を与えていますか?
W:ヘンリー・ダーガー(Henry Darger)と彼が描いた少女の絵をイメージしました。自分が変わらず好きなものと、その時の気分をうまく融合することができ、とても良かったと思います。

-あなたの感性に影響を与えているものは何ですか?
W:私には「ケイト・スペード」で得た色鮮やかでグラフィカルな基礎があります。成長するにはぴったりの場所でした。その後少し都会的な「スティーブン アラン」へ移り、活発な面を発揮しました。私の感性は、2ブランドでの経験に帰結すると思います。

-新進のデザイナーであることの大変さは?
W:常に進み続け、影響を受け続けることだと思います。私たちは、ブランドをゆっくり大切に、自分たちの手が届く範囲で成長させていと思っています。全ての服を丁寧に作るよう、特別な注意を払っています。すぐにブランドを拡張するつもりはありません。それは挑戦的かもしれませんがありますが、良いことだと思います。

-ブルックリンで好きな場所は?
W:セレクトショップの「Bird」や、コーヒーショップの「Bakeri」がお気に入りです。「La Superior」も男性スタッフが素敵で好きです。

-リラックスする方法は?
W:ウィリアムズバーグの公園などで過ごします。アートギャラリーや美術館もたくさんありますよ。私の彼は、画家でコンピュータデザインもしているので、家で過ごすことが多いです。ブランドを立ち上げたらもっと外出しようかとも思ったいたのですが、やはり家で映画などを観ています。(c)Fashion Week Daily/MODE PRESS

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