【5月2日 AFP】エストニアで2番目に大きい島、ヒーウマー(Hiiumaa)島に建つ「エストニアのエッフェル塔」に取り壊しの危機がせまっている。

 観光客が島とバルト海(Baltic Sea)の景色を楽しめるようにと、Jaan Alliksoo氏が2008年に建設した木造の建築物で、高さは31メートル。インターネットで入手したエッフェル塔の図面を研究して建築したという。
 
 この塔についてはこれまでにも取り壊し命令が出されていた。地元当局は5月1日までに専門家による安全報告書を提出しないかぎり塔を取り壊す方針を示している。期日までに安全報告書が提出されなければAlliksoo氏には1万8000クローン(約14万円)の罰金が科される。

 地元当局の建築顧問は、近日中に協議して今後の対応を決めると話している。(c)AFP