【4月15日 AFP】米コーヒーチェーン大手スターバックス(Starbucks)の出店数で日本は現在、本拠地北米地域に次いで2位だが、訪日中の同社のハワード・シュルツ(Howard Schultz)CEOは14日、将来的には中国で日本を超える展開を見込んでいると発言した。

 同日発売した新商品のスティックコーヒー「ヴィア」(Via)と、全日本空輸(All Nippon AirwaysANA)機内で開始した有料サービスの販売促進のために来日したシュルツCEOは、「そのうちに中国はスターバックスにとって、北米に次ぐ世界で第2のマーケットになるだろう。無数の出店が可能だ」と述べた。

 同CEOによると、米国では閉店や大量解雇などによってコスト削減を図った後のスターバックスにとってアジア、中でも中国市場は、同社の新たな成長の源となりつつある。同社は1999年に中国に進出、現在は香港(Hong Kong)・マカオ(Macau)を含む大中華圏に計700店を展開しており、うち300店以上が中国本土にある。一方、日本での店舗数は現在870店となっている。(c)AFP