【4月14日 AFP】「沈黙」シリーズなどの作品で知られるアクション俳優スティーヴン・セガール(Steven Seagal、58)が、元アシスタントの女性からセクハラで訴えられた。女性側が12日にロサンゼルス(Los Angeles)の裁判所に提出した訴状で明らかになった。

 訴えたのは、元モデルのケイデン・グエン(Kayden Nguyen)さん(23)。セガールに「性のおもちゃ」にされたとして、100万ドル(約9300万円)の損害賠償を求めている。

 訴状によれば、グエンさんは2月、クレイグスリスト(Craigslist)に掲載された求人広告に応募し、セガールの「エグゼクティブ・アシスタント」として雇われた。当初は、生涯の仕事を見つけられたと信じていたものの、ルイジアナ(Louisiana)州のセガールの自宅に同居させられ体を触られたという。その後、タクシー運転手に助けられ逃げ出したという。

 セガールに雇われる前、グエンさんは大学に通い、航空管制官になることを夢見ていた。

 セガールの弁護士は、芸能ニュースサイト「TMZ.com」にコメントを発表し、くだらない訴えだと反論した。「ケイデン・グエンのスティーヴン・セガールに対する訴えは、違法薬物を使用したために解雇された元雇用者によるばかげたものだ」

 セガールにはセクハラ、性行為を目的とした女性の違法な人身売買、不当解雇、虚偽の求人広告などの嫌疑がかかっている。(c)AFP