【4月11日 AFP】(写真追加)ロシア西部スモレンスク(Smolensk)で10日、ポーランドのレフ・カチンスキ(Lech Kaczynski)大統領夫妻ら97人が死亡した同国政府専用機の墜落事故で、捜査当局は11日、パイロットのミスの可能性も視野に入れ、原因究明にあたっている。

  ロシア空軍関係者によると、パイロットは管制官の指示を数回にわたり無視し、着陸を強行したという。

 墜落したロシア製旅客機ツポレフ(Tupolev)154に搭乗していた政府代表団は、70年前に起きた旧ソ連軍によるポーランド兵大量虐殺事件「カチンの森事件」の追悼式典に出席するために現地に向かっていた。事故当時、現場には濃霧が立ち込めていた。

 犠牲者の遺体は軍用ヘリコプターでモスクワ(Moscow)に運ばれ、身元確認が進められる。

 同機には大統領夫妻のほか、陸軍参謀長、Andrzej Kremer外務次官、ポーランド中央銀行の総裁、国会議員複数名、歴史学者らが搭乗していた。

 スモレンスク州知事のSergei Antufiev氏によると、スモレンスク郊外の空港に向けて着陸準備に入ったところで、木の頂上部と接触して墜落し、機体はバラバラになったという。

■悲しみに包まれるポーランド国民

 首都ワルシャワ(Warsaw)の大統領府では、数万人の市民が次々と集まり、国歌を歌い、献花した。

 同国のドナルド・トゥスク(Donald Tusk)首相と、大統領の双子の兄であるヤロスワフ・カチンスキ(Jaroslaw Kaczynski)元首相は10日夜、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相とともに墜落現場を訪れた。

 大統領の職務は、当面は下院議長のブロニスワフ・コモロフスキ(Bronislaw Komorowski)氏が代行する。(c)AFP/Marina Sokolova and Maxim Malinovsky

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