【3月31日 AFP】今年のミス・ユニバース(Miss Universe)世界大会のフィリピン代表に決定していた女性が、未婚のフィリピン人女性のもとに海外で生まれていたことが発覚し、タイトルをはく奪された。ミス・フィリピン大会本部が31日、発表した。

 今月初めに行われた選考会でミス・ユニバースの同国代表に選ばれたマリア・ビーナス・ラジ(Maria Venus Raj)さん(21)は、慈善事業に取り組んでおり、8月の世界大会に出場する予定だった。

 しかし、ラジさんがフィリピン人の母親と婚姻関係のないインド人男性との間にカタールで生まれたことが発覚し、ミス・フィリピン大会本部はラジさんのタイトルを取り消した。ラジさんの出生証明書にはフィリピン人夫婦の間に生まれたと記載されていた。

 大会本部の担当者は、ミス・フィリピンの決定後に矛盾が発覚したと話し、国籍問題ではなく、出生証明書に虚偽記載があったことがタイトル取り消しの理由だと説明した。

 ミス・ユニバース世界大会には2位に選ばれた女性が出場するという。(c)AFP