【2月18日 MODE PRESS】米・ニューヨーク市内で15日、「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」の10/11年秋冬コレクションが発表された。

■会場の演出に注目

 ダンボールの壁に囲まれた会場の中には、ブラウンの紙に包まれた巨大なボックスが設置された。定刻の8時を迎えると、マークとロバート・ダフィー(Robert Duffy)取締役がランウェイの左右から登場。2人がボックスを覆った紙をはがすと、その中から約10年前のマークを彷彿とさせるようなエレガントな56体のモデルが姿を現した。

 今回の演出についてダフィーは「なぜ自分がこの役を務めるのかわからなかったよ。マークが『一緒に破ろう』といってくれたんだ」と話した。

■豪華モデル&絶賛のショー

 「虹の彼方に(Somewhere Over the Rainbow)」をBGMに、ランウェイにはフレジャ・ベハ(Freja Beha)、シリ・トレロド(Siri Tollerod)、イリス・ストルベッガー(Iris Strubegger)、ヴラダ・ロスリャコヴァ(Vlada Roslyakova)らモデルが次々に登場。エレガントでロマンティックなウェアはもちろん、パテントレザーのストラップパンプスも注目の的となった。

 フィナーレを迎えると、「ヴォーグ(VOGUE)」のアナ・ウィンター(Anna Wintour)編集長やグレース・コディントン(Grace Coddington)、仏「ヴォーグ」のカリーヌ・ロワトフェルド(Carine Roitfeld)編集長、「Interview Magazine」のイングリッド・シシィ(Ingrid Sischy)編集長や、バーグドルフ・グッドマン(Bergdorf Goodman)のジム・ゴールド(Jim Gold)社長兼CEOなど業界の大御所がマークのもとへ向かった。

 「エル(ELLE)」のロビー・マイヤーズ(Robbie Myers)編集長は「とてもハッピーであると同時に、厳粛さも感じたわ。どうして1つのショーで、これほどに対極する感情が湧き上がるのかしら。本当に見事で、美しかった」と称賛した。

■アフターパーティ!

 ショー終了後はスタンダードホテルのラウンジ“Boom Boom Room”で、関係者らごく少人数を集めたアフターパーティが行われた。パーティやクラブの常連が軒並み出席する大規模なパーティとは異なり、親しい人のみが集った会場は始終温かでハッピーなムードに。主役のマークは、パートナーのロレンツォ・マルトーネ(Lorenzo Martone)やダフィーらと一緒に、コレクションの成功をお祝いしていた。(c)Fashion Week Daily/MODE PRESS

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