【1月25日 AFP】乗客乗員90人を乗せたエチオピア航空(Ethiopian Airlines)のボーイング(Boeing)737型機が25日、レバノン・ベイルート国際空港(Beirut International Airport)を離陸直後、地中海に墜落した。事故当時、空港周辺は荒れた天候だった。

 匿名の空港関係者がAFPに明らかにしたところによると、墜落したエチオピア航空409便は、25日午前2時30分(日本時間同午前9時30分)に離陸したが、約5分後に墜落した。現在、救助隊が現場に向かっている。

 海に墜落した際に炎上していたとの目撃証言があるという。

 ガジ・アリディ(Ghazi Aridi)運輸相は、409便は離陸直後に空港管制との通信が途絶え、空港沖およそ12キロ地点に墜落したと発表した。通信が途絶えた理由は不明としている。乗客はレバノン人54名、エチオピア人22名、イラク人・フランス人・シリア人1名ずつで、乗員は4名。その他、二重国籍の乗客が数名いるという。フランスの駐レバノン大使夫人が搭乗していたとの情報もある。

 別の当局者によると、同機はエチオピアの首都アディスアベバ(Addis Ababa)行き。

 レバノンではここ2日間、悪天候が続いており、国内の一部地域では洪水や水の被害が発生していた。(c)AFP