【1月9日 AFP】中国東部山東(Shandong)省で1歳2か月の男児が転倒し、手に持っていたはしが鼻から脳に突き刺さる事故があった。男児は北京(Beijing)の病院で手術を受け、快方に向かっているという。病院当局者が8日明らかにした。

 国営紙の新京報(Beijing News)によると、歩き始めたばかりのリ・ジンチャオ(Li Jingchao)ちゃんは前年12月26日、はしを持って遊んでいたところ転倒し、はしが鼻に刺さってしまった。

 地元の医師は、まひや死の恐れもあるとして設備の整った北京の病院で手術を受けるよう両親に勧めたため、車で10時間かけてジンチャオちゃんを北京に運んだ。

 車中でジンチャオちゃんは不整脈を起こし熱が出たが、手術は無事成功した。はしを抜いた時、傷口から出血しなかったため、医師団は驚き、勇気づけられたという。

 北京の病院関係者によると、術後の経過は順調で、1週間ほどで退院できる見込みだという。はしがかなり汚れていたため脳に感染が見られるため抗炎症剤を投与しているが、後遺症はないとみられるという。(c)AFP