【12月9日 AFP】米メジャーリーグ(MLB)ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)が、3球団7選手が動く三角トレードで、デトロイト・タイガース(Detroit Tigers)の外野手カーティス・グランダーソン(Curtis Granderson)獲得する見込みであることが8日、分かった。

 トレードは最終合意には至っていないが、グランダーソン獲得のため、ヤンキースは投手のイアン・ケネディ(Ian Kennedy)をアリゾナ・ダイヤモンドバックス(Arizona Diamondbacks)に、投手のフィル・コーク(Phil Coke)と外野手のオースティン・ジャクソン(Austin Jackson)をタイガースに放出するという。

 2009年のウインター・ミーティングで最初の大型移籍になるとみられるグランダーソンのヤンキースへの移籍は、フリーエージェント(FA)となっているジョニー・デーモン(Johnny Damon)や松井秀喜(Hideki Matsui)の去就次第だが、メルキー・カブレラ(Melky Cabrera)を他のポジションに追いやる可能性がある。

 ヤンキースのブライアン・キャッシュマン(Brian Cashman)ゼネラルマネージャー(GM)は、8日にワールドシリーズで最優秀選手(MVP)に輝いた松井秀喜の代理人を務めるアーン・テレム(Arn Tellem)氏と、前週にはデーモンの代理人と接触している。

 松井秀喜については、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム(Los Angeles Angels of Anaheim)が興味を示していると伝えられている。

 グランダーソンは09シーズン、打率.249、30本塁打、71打点、20盗塁を記録している。(c)AFP