【11月21日 AFP】ニューヨーク(New York)市の男性が、イヌに噛まれてちぎれた耳を救急隊員にゴミ箱に捨てられたとして市当局とブロンクス(Bronx)区の病院を相手取り訴訟を起こした。デイリーニュース(Daily News)紙が20日伝えた。

 エドアルド・ガルシア(Eduardo Garcia)さん(67)は、2008年5月に息子の飼っているブルテリアに襲われ、耳の一部をかみちぎられた。ガルシアさんはとれた耳を氷づけにして救急車を呼んだが、救急隊員が捨てたという。

 ガルシアさんの弁護士は、「治療を受ける機会が奪われ、ガルシアさんの体に異常が残った」と語った。

 病院側は、ちぎられた耳を接合することが患者にとって危険性が高かったので、廃棄したと説明している。(c)AFP