【11月7日 AFP】スポーツ仲裁裁判所(Court of Arbitration for SportCAS)は6日、過去の選手獲得の際に違反があったとしてチェルシー(Chelsea)に科された選手獲得禁止処分を、一時凍結すると発表した。

 CASは声明で「チェルシーとガエル・カクタ(Gael Kakuta)の要請を認め、2009年8月27日に国際サッカー連盟(FIFA)の調停機関(DRC)によって下された決定を凍結する」と発表している。

 1月の移籍市場で新たな選手を獲得するため、チェルシーは最終的な判断が下されるまで処分の執行停止を求めていた。

 FIFAは8月、チェルシーが当時所属していたランス(RC Lens)との契約を破棄するようカクタを誘導したとして、2011年1月まで新たな選手の獲得を禁止する処分を下していた。

 なお、カクタに対する4か月間の出場停止も一時凍結されている。

 同声明では「CASがこの件の最終決定を下すまで、これらの処分は執行停止となる」と発表されている。(c)AFP