【10月1日 AFP】アラブ首長国連邦のアブダビ(Abu Dhabi)で開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の無形文化遺産委員会は30日、27か国の芸能・儀式76件を無形文化遺産の代表一覧リストに追加登録することを決定した。日本からは「雅楽」や「小千谷縮・越後上布」(新潟)など13件の登録が決まった。

 この他登録が決まったのは、「京都祇園祭の山鉾行事」(京都)、「秋保(あきう)の田植踊」(宮城)など。

 中国からは、母から娘へ伝承され続けている複雑な切り紙技術や四川省(Sichuan Province)の養蚕とその工芸品、海の守り神「媽祖(Mazu)」の信仰などのほか、チベットオペラ、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)に暮らすキルギス族の叙事詩など、多数の少数民族の伝統を含む22件がリストに加えられる。(c)AFP