【9月3日 AFP】韓国の李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)大統領は3日、就任後初の本格的な内閣改造を発表した。

「経済最優先」の政権として発足したものの、かつてない世界的な景気低迷に直面することとなった李大統領は、ソウル大学(Seoul National University)前総長で経済学者の鄭雲燦(チョン・ウンチャン、Chung Un-Chan)氏(63)を新首相に起用。また、国防相、法相、知識経済相、労働相、女性相を交代させた。

 鄭雲燦氏は、米プリンストン大学(Princeton University)で博士号を取得後、ソウル大学で20年以上にわたって経済学を教えている。

 内閣改造は、対北朝鮮政策にはほとんど変化をもたらさないとみられている。李大統領は、北朝鮮に対し大規模な経済支援を提案しているが、その条件としては核の完全放棄を行った場合のみとしている。(c)AFP/Park Chan-Kyong