【6月4日 AFP】(写真追加、記事更新)全仏オープンテニス2009(French Open 2009)男子シングルス準々決勝。大会第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は、大会第11シードのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)と対戦。フェデラーは7-6、6-2、6-4で勝利し、準決勝に進出した。

 グランドスラム(4大大会)で20大会連続の準決勝進出を果たしたフェデラーが、歴代最多タイのグランドスラム通算14勝目となる全仏初優勝に一歩近づいた。

 大会4連覇中だったラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が敗退し、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)やノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)も姿を消したため、優勝候補に躍り出た世界ランキング2位のフェデラーは、全仏4大会連続の決勝進出を懸け、準々決勝でトミー・ロブレド(Tommy Robredo、スペイン)を下した大会第5シードのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)と準決勝で対戦する。

 7日の決勝に進み優勝した場合、フェデラーは史上6人目の生涯グランドスラム(4大大会全制覇)を達成し、ピート・サンプラス(Pete Sampras、米国)氏のグランドスラム最多優勝記録に並ぶ。

 なお、モンフィスが敗れたため、1993年のヤニック・ノア(Yannick Noah)氏以来となるフランス人男子選手の全仏制覇の望みは絶たれた。(c)AFP