【5月18日 AFP】(記事更新、一部訂正)ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)が行われるオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(All England Lawn Tennis and Croquet Club)のセンターコートで17日、エキシビションマッチが行われた。

 新設された開閉式の屋根は、ウィンブルドン選手権の行われる時期のロンドン(London)特有の雨の多い気候を我慢しなければならなかった世界中の選手や観客らを元気付けるものとなる。

 エキシビションマッチ時のロンドンの天気はちょうど雨だった。それでも真新しい屋根の下、1万5000人がアンドレ・アガシ(Andre Agassi)氏とシュテフィ・グラフ(Steffi Graf)氏、ティム・ヘンマン(Tim Henman)氏と現役復帰を表明したキム・クライシュテルス(Kim Clijsters)による陽気なエキシビションを観戦した。

 6月22日に開幕するウィンブルドン選手権2009(The Championships Wimbledon 2009)では、センターコートでの雨による試合延期は過去の遺物となる。コートの芝生は陽が当たるように設計され、投光照明を完備する屋根は10分間をかけて閉じるが、湿度の調整には30分程度かかる。

 エキシビションマッチは男女混合ダブルスでヘンマン/クライシュテルス組が7-6で勝利、男子シングルスはアガシ氏が6-4でヘンマン氏を下し、女子シングルスはクライシュテルスが6-4でグラフ氏に勝利している。(c)AFP