【4月19日 Relaxnews】米国の新興航空会社「Pet Airways」は16日、ペット専用の「ファーストクラス」航空便をまもなく就航させると発表した。

 Pet Airwaysは7月14日から、ニューヨーク(New York)やワシントンD.C.(Washington D.C.)、シカゴ(Chicago)、デンバー(Denver)、ロサンゼルス(Los Angeles)の5都市で運航し、今後は全米展開も図っていきたい構えだという。

 Pet Airwaysのダン・ウィーゼル(Dan Wiesel)社長は声明の中で、「現在、航空機で移動する際、ほとんどのペットは貨物室で荷物扱いとされている。これはペットを非常におびえさせるもので、精神的・肉体的ストレスを与え、死につながることさえある。ペットの飼い主はこうした扱いを望んでいないが、これまでのところほかに選択肢がなかった」と述べた。

 ペットは、各空港内に設けられたペット専用のチェックインラウンジで飼い主から職員に手渡され、その後は専用の「ペットアテンダント」が面倒をみる。もちろんペット専用トイレもある。

 ペットは搭乗すると特製の運搬装置に入れられ、ペットアテンダントが15分おきに見回るという。着陸前にトイレを済ませた後、到着後は空港のペット専用ラウンジで飼い主に引き渡される。

 ペット専用の航空機は最大50匹の搭乗が可能で、運賃は主要航空会社のペット用運賃とほぼ同水準の片道149ドル(約1万4700円)に設定されている。ちなみに、米航空最大手のデルタ航空(Delta Air Lines)の運賃は、ペット1匹につきキャビン内で片道150ドル(約1万4800円)、貨物室で同275ドル(約2万7000円)となっている。

 現在のところ、このサービスを受けられるのは、イヌとネコに限られているという。(c)Relaxnews