【3月31日 AFP】サッカーコートジボワール代表のディディエ・ドログバ(Didier Drogba)が30日、前日にアビジャン(Abidjan)のスタジアムで起きた事故は「国民的悲劇」であるとし、選手たちは何が起こったかを試合終了後まで知らなかったと明かした。

 29日に行われた2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)アフリカ最終予選、コートジボワール対マラウイ戦の試合前、スタジアムに詰め掛けた観客が将棋倒しになり、少なくとも19人が死亡し、130人以上が負傷した。

 事故に関して、ドログバはフランスのスポーツテレビ局INFOSPORTに「国民的悲劇だ。事故については試合後に知らされた。死者が出たと分かりショックを受け、がくぜんとした。何が起こったのかを把握するのに苦労した」と語った。

 ドログバは「こういったことは、アフリカサッカー界の発展に悪影響を与えるもの」であるとし、責任の所在をはっきりさせ、悲劇から教訓を学ばなければならないとしている。(c)AFP