【3月29日 AFP】ニュージーランドの国営送電会社トランスパワー(Transpower)は29日、前日の午後8時30分から1時間の消灯を促す啓発キャンペーン「アースアワー(Earth Hour)」で、同国の電力消費量が3.5%減少したと発表した。

 時差の関係でニュージーランドは世界で一番早くアースアワーに入った。ニュージーランド本島から東に800キロ離れたチャタム諸島(Chatham Islands)で、600人の住民がディーゼル発電機を止めて世界の先陣を切ってイベントに参加した。ニュージーランド本島でも多くの都市で道路や建物が暗闇に包まれた。

 トランスパワーは、気温が比較的高かった影響もあるかもしれないが、アースアワー中の電力需要は激減したと発表した。(c)AFP