【3月18日 AFP】(一部更新)オーストリア・ザンクトペルテン(Sankt Poelten)の裁判所で18日に開かれた、実の娘を24年間監禁し、性的暴行を加えた上に7人の子どもを産ませ、その子どもの1人を殺したとして強姦(ごうかん)、強制隔離、近親相姦、自由束縛、殺人の罪で起訴されていたヨーゼフ・フリッツル(Josef Fritzl)被告(73)の公判で、同被告は、これまで否認していた殺人の罪などを含むすべての罪を認めた。

 公判の3日目、フリッツル被告は、「起訴された罪について罪を認める」と語った。

 判事に陳述をくつがえした理由を問われ、被告は「娘のビデオ録画された証言を見たこと」と述べ、「申し訳ない」と付け加えた。

 被告は公判初日に近親相姦、強姦(ごうかん)、強制隔離について罪を認めたが、自由束縛と終身刑になる可能性のある殺人については否認していた。(c)AFP