【2月22日 AFP】香港の英語日刊紙サンデー・モーニング・ポスト(Sunday Morning Post)は22日、3分の1が金属棒でできたカササギの巣が屯門(Tuen Mun)区で見つかったと報じた。金属棒は近くの建設現場から持ってきたとみられる。

 環境に適応したこの革新的建築物は、前週、およそ40本の金属棒が地面に落ちており、そのうちの1本がある女性の頭に当たったことがきっかけで発見された。

 観光当局は金属棒について、巣作りをしている木に近い建築現場から持ってきたものとの見解を示している。

 香港バードウオッチング協会(Hong Kong Bird Watching Society)のCheung Ho-fai氏は同紙に、金属で作られた鳥の巣は初耳だが、ナイロンのひもやプラスチックゴミの例は報告されているとし、「都市建築はすでに鳥の生息空間を圧迫している。人と鳥が平和に共存できることを望む」と話した。

 香港は世界で最も人口密度の高い都市の1つで、密集した高層ビル群でも知られる。(c)AFP