【2月13日 AFP】世界報道写真(World Press Photo)財団(本部・オランダ)は13日、第52回世界報道写真コンテスト(World Press Photo Award)大賞に、米国のアンソニー・スアウ(Anthony Suau)氏の写真が選ばれたと発表した。

 大賞に選ばれたスアウ氏の写真は、オハイオ(Ohio)州クリーブランド(Cleveland)で2008年3月、サブプライムローン問題で差し押さえられた住宅を見回る警察官の様子を白黒で撮影したもので、米「タイム(Time)」誌に掲載された。

 AFPからは、千葉康由(Yasuyoshi Chiba)氏が「ニュースの中の人びとの部」単写真で、ウォルター・アストラダ(Walter Astrada)氏が「スポットニュースの部」組写真で、それぞれ1位に選ばれた。千葉氏の写真は、ケニア西部の部族間対立、アストラダ氏の写真は選挙後のケニアの混乱をテーマにしたものだ。

 このほか、サイクロンに見舞われたミャンマーの惨状を伝えたAFPのオリビエ・ラバンマテイ(Olivier Laban-Mattei)氏の写真が、「一般ニュースの部」組写真3位に選ばれた。

 今年は、10部門で27か国・地域の報道カメラマン計64人が受賞した。(c)AFP