【1月31日 AFP】ホンダ(Honda Motor)は30日、販売不振や円高の影響で輸出収入が落ち込んでいることを受け、2008年第3四半期(10-12月期)の純利益が前年同期の2000億1000万円から89%減の202億4000万円になったと発表した。

 08年第3四半期の営業利益は前年同期比62.3%減の1024億5000万円、売上高は同16.8%減の2兆5300億円となった。また、自動車販売台数も同5.1%減の94万台となった。

 近藤広一(Koichi Kondo)副社長は、二輪車の堅調な売上やここ数年で海外での現地生産を増加させたことによって、黒字は確保できたと語った。

 ホンダは同日発表した09年3月期決算の純利益予想も50%以上下方修正したほか、今後数か月で大幅な減産を行うことを明らかにした。

■英工場では4か月の操業停止

 ホンダは、世界的な販売不振により、英スウィンドン(Swindon)工場を6月1日までの4か月間操業を休止する決定を下している。この工場に勤務する4200人の従業員に対しては、最初の2か月は給与全額が支払われるが、残る2か月間の給与は60%しか支払われないという。(c)AFP