【1月23日 AFP】海上自衛隊のイージス艦「あたご(Atago)」が漁船と衝突した事故の海難審判で、横浜地方海難審判所は22日、あたご側に回避義務があったと指摘、乗組員の訓練にあたって連絡・報告体制や見張り体制を十分に構築していなかったことが事故の主因と認定した。

 一方で、漁船についても危険信号を発しなかった点、衝突回避に協力しなかった点で一部責任があるとした。

 河村建夫(Takeo Kawamura)官房長官は裁決を受け、「海上自衛隊全体が事故再発防止に向けて実効ある取り組みをしてもらわなければならない」と述べた。(c)AFP