【1月20日 AFP】アイルランドのブックメーカー(賭け屋)、パディーパワー(Paddy Power)は、バラク・オバマ(Barack Obama)米次期大統領が20日の就任演説でどんなフレーズを使うかの賭けを行っている。

 オバマ氏の就任式に関する賭けの対象は、就任演説の長さ、テレビの視聴率、演説中に最初に使う「決まり文句」、果てはオバマ氏が当日に着用するネクタイの色、ミシェル(Michelle Obama)夫人のパーティードレスの色とそのデザイナーの名前など、多岐にわたる。

 演説で使用されるフレーズとして最もオッズが高いのは、8対1で「Change has come(変革の時が来た)」。次いで10対1で「Yes We Can(イエス・ウィー・キャン)」、12対1で「Fundamental belief(基本的な信念)」「As I stand here today(わたしは今日ここに立っている)」、「Defining moment(決定的瞬間)」「God Bless America(神よ米国に祝福を)」となっている。

 大穴としては、「Always bet on black!(常に黒人に期待する)」(500対1)、「Let's get ready to rumble(さあ、けんかの準備をしよう)」(250対1)、「Life is like a box of chocolates(何事もやってみなければ分からない)」などがある。

 ちなみに、愛娘たちに約束された「ファースト・ドッグ」の犬種も賭けの対象だが、一番人気はポーチュギーズ・ウォーター・ドッグだという。

 パディーパワーは前年、米大統領選に関する賭けで、本選の3週間前にオバマ氏が「当確」したとして、100万ユーロ(約1億2000万円)以上の賞金を払い戻した。(c)AFP