【1月3日 AFP】米ファッション雑誌ヴォーグ(Vogue)のアナ・ウィンター(Anna Wintour)編集長は世界の最先端を走るファッションの教祖的存在かもしれない。しかし、米誌タイム(Time)の2009年第1号は同編集長を2008年の「間違ったファッショントップ10」の第1位に選んだ。

 ウィンター編集長は昨年5月、米ニューヨークメトロポリタン美術館(Metropolitan Museum of Art)のコスチューム・インスティチュート(Costume Institute)で開かれたガラパーティーの会場に風変わりなシルバーのドレスを着て現れた。同誌はこのファッションについて、「アンモナイトの化石に覆われているように見えた」と評している。

 第2位になった米歌手ジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)のSF風の金色のジャンプスーツについては、「衣装はかなり異様だ。ジャネットはそれを公共の場で着用した」とまるで犯罪を犯したかのような口ぶりだ。

 仏シャネル(Chanel)のメタリック・グレイのドレスで第5位に入った米女優ケイト・ボスワース(Kate Bosworth)の写真には「少しは同情しなければいけない。ケイトはシャネルのデザイナー、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)のデートの相手として、シャネルのイベントに参加しようとしているところだ。なんと言うか、光栄なことだ。ラガーフェルドはケイトを縦に並べたマフィンの型のようなアンサンブルに押し込めてしまった」というキャプションをつけた。(c)AFP


参考:米タイム誌の「Top 10 Fashion Faux Pas」のページ