【12月27日 AFP】MLB、アリゾナ・ダイヤモンドバックス(Arizona Diamondbacks)からフリーエージェント(FA)となっていたランディ・ジョンソン(Randy Johnson)投手が、サンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)と1年800万ドル(約7億2500万円)で契約を結んだと米メディアが26日に報じた。

 サンフランシスコ・ジャイアンツのゼネラルマネージャー(GM)を務めるブライアン・サビーン(Brian Sabean)氏は、「われわれはランディ・ジョンソンのジャイアンツの加入に非常に興奮している。ランディは今日の球界において、脅威的な投手の1人で対抗意識のある投手であり続けている。彼は尊敬を集めており、2009年シーズンのチームのビジネスにも大きな影響をおよぼすだろう」と語った。

 2001年のMLBワールドシリーズでニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)を4勝3敗で下しダイヤモンドバックスを初優勝に導いたジョンソンは、同シリーズMVPにも輝いている。

 ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)の前身モントリオール・エクスポズ(Montreal Expos)でキャリアをスタートさせ、その後はシアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)、ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)、ダイヤモンドバックス、ヤンキースと渡り歩き、再びダイヤモンドバックスに復帰したジョンソンは、これまで596試合に登板し295勝160敗2セーブを記録、通算300勝まであと5勝としている。また、完投試合数100試合の内37試合で完封を記録しており、通算4789奪三振は、通算5714奪三振で歴代トップに立つノーラン・ライアン(Nolan Ryan)氏に次いで2位の記録である。(c)AFP