【12月26日 AFP】10代の時に朝食を抜いていた男女は初体験が早い傾向にあるとする厚生労働省の研究チームによる調査結果が26日、発表された。

 調査は、望まない妊娠の削減策を見出す目的で、日本人男女3000人を対象に行ったもの。

 日本人における初体験年齢の平均は19.0歳だが、調査結果によると、10代前半に朝食を食べる習慣がなかった男女では、平均初体験年齢が17.5歳だった。毎日、朝食を食べていた男女の平均初体験年齢は19.4歳だった。このことから、調査は家庭の安定が10代での性体験を減らすことにつながると結論づけた。

 理由について、調査を主導した日本家族計画協会(Japan Family Planning AssociationJFPA)の北村邦夫(Kunio Kitamura)氏は「親が朝食をつくってくれないなど、両親との関係に不満を持つ子どもは、欲求不満のはけ口をセックスに求めるのではないか」と分析する。「家庭の居心地が悪ければ、子どもも外で過ごしがちになる」

 同じ調査では、既婚カップルの40%が1か月以上、セックスレスである実態も明らかになった。その主な理由は、「仕事で疲れている」、「セックスが苦痛」などだという。(c)AFP