【12月26日 AFP】麻生太郎(Taro Aso)首相は26日、ソマリア沖での海賊対策として、海上自衛行動発令に基づいて海上自衛隊の艦船を派遣することについて、具体策を早急に検討するよう、浜田靖一(Yasukazu Hamada)防衛相に指示した。

 浜田防衛相は記者団に対し、「自衛隊が早急に対応できるよう作業を加速してほしい」と首相が指示したことを明らかにした。

 ソマリア沖で横行する海賊の対策では、多数の国が海軍艦船を派遣しており、中国も同日、艦船3隻を派遣する。

 日本船を対象とする海上警備行動では外国船は防護対象とはならないが、麻生首相は25日夜、記者団に対し、「ことは急いでいる。全体としては法改正を考えるべきだが、時間がかかる。取り急ぎということであれば海上警備行動で対応する」と述べていた。(c)AFP