【11月29日 AFP】スイスの環境保護団体、国際自然保護連合(International Union for the Conservation of NatureIUCN)は26日、「大西洋まぐろ類保存国際委員会(International Commission for the Conservation of Atlantic TunasICCAT)」の年次総会で合意されたクロマグロの漁獲枠の削減量が十分でないと批判し、依然としてクロマグロは絶滅の危機にあると警告した。

 IUCNの漁業海洋事業担当のフランソワ・シマール(Francois Simard)氏は「ICCATで合意された漁獲枠は信じられないほど近視眼的で、望ましい漁獲量の水準を5割も超えている」と指摘した。

 ICCATは24日、09年の漁獲枠を2007-08年の水準に凍結し、その後、段階的に削減していくことで合意。欧州連合(EU)は翌25日、この合意は、地中海および大西洋での漁獲量が2年間で3割削減されることを意味すると説明した。

 世界自然保護基金(WWF)やグリーンピース(Greenpeace)などの環境保護団体も、すでに合意内容を批判しており、クロマグロの生息数を維持するには十分ではないとしている。(c)AFP