【11月28日 AFP】イラク連邦議会は27日、来年以降の米軍のイラク駐留を可能にし、2011年末までの撤退を規定した地位協定案を賛成多数で承認した。

 同協定案では、駐留米軍の撤退期限の規定や、米軍の軍用車をイラク側が調べる権限、任務外の米兵による犯罪の裁判権をイラク側が持つことなど、イラク側は米国から多数の譲歩を引き出すことに成功した。

 また、09年半ばに国民投票を行い、地位協定案が否決された場合は1年後に破棄することを確認した。その場合、米軍駐留は2010年までしか認められない。(c)AFP/Salam Faraj