【11月26日 AFP】イスラエル政府は25日、武装勢力のロケット弾発射を受けて、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を再び封鎖した。パレスチナ自治政府高官は、封鎖によりガザ地区唯一の発電所が再び稼働停止に追い込まれると語った。

 24日には、4日のイスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の衝突を受け封鎖が強化されてから2度目となる人道支援物資の搬入が許可され、トラック30台分の人道支援物資がKerem Shalomからガザ地区に搬入された。また、カルニ(Karni)検問所からは小麦などの穀類が搬入され、ナハル・オズ(Nahal Oz)検問所からは、発電所用の燃料が搬入された。

 一方で、イスラエル軍の広報担当者によると、24日、ガザ地区のパレスチナ人武装勢力がイスラエル南部に向けロケット弾を発射した。負傷者や被害は出ていない。

 イスラエル当局は、6月19日に発効した停戦をガザ地区の武装勢力が順守すれば、検問を再び開放するとしている。(c)AFP/Mai Yaghi