【11月25日 AFP】英銀スタンダード・チャータード(Standard Chartered)は24日、世界的な金融危機のなか17億8000万ポンド(約2600億円)の株主割当増資を実施すると発表した。

 同行筆頭株主のシンガポール政府系投資会社テマセク・ホールディングス(Temasek Holdings)が株式引き受けに応じる見通し。

 スタンダード・チャータードは新たに普通株470万株を発行する予定で、新株発行価格は前週末終値比の48.7%安となる1株390ペンス、香港では45.11香港ドル。

 同行の営業利益の9割以上はアジアとアフリカ、中東部門が占めており、その戦略のため世界的に巨額の損失が計上されるなか、今年も「順調」な業績を残している。

 同行の上半期決算では記録的な結果を達成し、手元資金は潤沢だとしている。(c)AFP