【11月21日 AFP】(一部更新)マイケル・ムケージー(Michael Mukasey)米司法長官(67)が20日夜、米ワシントンD.C.(Washington D.C.)のホテルで講演の最中に倒れ、意識不明でジョージ・ワシントン大学病院(George Washington University Hospital)に搬送された。

 ムケージー長官は病院で意識を取り戻し、司法省の声明によれば意識ははっきりしており、容態は安定しているが、検査のため一晩入院する。昏倒の原因は明らかにされていない。長官の過去の健康状態に関する情報も、これまで問題となってはいなかった。

 同長官はこの日、保守派団体の夕食会で講演していたが、米CNNテレビによると途中でろれつが回らなくなり、硬直したように動かなくなった。側にいた2人が長官の体を支え、演壇後ろの床に横たえたという。

 ムケージー長官は元連邦地裁判事で、2007年9月、数々の疑惑で辞職したアルベルト・ゴンザレス(Alberto Gonzales)前司法長官の後任として現職に就任した。(c)AFP