【11月18日 AFP】オーストリアの首都ウィーン(Vienna)で15日、毎年恒例のクリスマス市が始まった。クリスマス用の人形や飾り付けの品々にあふれる露店が立ち並ぶ光景は例年通りだが、いつもと異なるのは、今年は環境と省エネを意識している点だ。

 最も華やかな市庁舎前広場の市は、ミヒャエル・ホイプル(Michael Haeupl)市長によるクリスマスツリーへの点灯式で、幕を開けた。高さ27メートル、樹齢170年のクリスマスツリーに飾られているのは、いつもの白熱電球ではなく、1000個のLED(発光ダイオード)だ。

 これにより、ウィーン市の試算では、クリスマス市期間の1月半で、4世帯の年間電力消費量に相当する5800トン分のCO2排出量を削減できるとしている。

 ウィーンのクリスマス市は、クリスマスイブの12月24日まで開かれている。(c)AFP