【11月14日 AFP】(一部訂正)MLB、アリゾナ・ダイヤモンドバックス(Arizona Diamondbacks)に所属するランディ・ジョンソン(Randy Johnson)が13日、チームとの契約交渉が合意に達しなかったため、フリーエージェント(FA)を申請した。

 ジョンソンは21年の現役生活の中で8年間在籍したダイヤモンドバックス残留を望んでいた。

 同選手の代理人の声明によると、将来の殿堂入りが確実視されているジョンソンは年俸50パーセントの減給さえも受け入れるつもりだったが、契約交渉は不成立に終わったとしている。

 2001年のMLBワールドシリーズでニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)を4勝3敗で下しダイヤモンドバックスを初優勝に導いたジョンソンは、同シリーズMVPにも輝いている。

 ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)の前身モントリオール・エクスポズ(Montreal Expos)でキャリアをスタートさせ、その後はシアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)、ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)、ダイヤモンドバックス、ヤンキースと渡り歩き、再びダイヤモンドバックスに復帰したジョンソンは、これまで596試合に登板し295勝160敗2セーブを記録、通算300勝まであと5勝としている。また、完投試合数100試合の内37試合で完封を記録しており、通算4789奪三振は、通算5714奪三振で歴代トップに立つノーラン・ライアン(Nolan Ryan)氏に次いで2位の記録である。(c)AFP