【11月8日 AFP】欧州連合(EU)は7日、ベルギーのブリュッセル(Brussels)で緊急首脳会議を開き、来週、米ワシントンD.C.(Washington D.C.)で開かれる緊急首脳会合(サミット)を、国際金融システムの改革に向けた始まりと位置づけることで合意した。

 ワシントンD.C.でのサミットの準備として開催された首脳会談で、EU首脳らは、景気後退から脱するために欧州諸国が協調した計画を持つべきかどうかについて協議し、市場の規制強化などを盛り込んだ国際金融システム改革を提案することで合意した。

 また、国際金融市場改革の継続に向け、ワシントンD.C.のサミットから100日以内に次の首脳会合を開催するよう求めるという。

 EU諸国は、各国の監督範囲を越える金融商品や機関、権限などを拒否する方針。また、国際金融市場の安定性を確保するため、国際通貨基金(IMF)の権限強化を提案することで一致した。(c)AFP/Leigh Thomas