【10月31日 AFP】イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)は30日、イングランド代表のデビッド・ベッカム(David Beckham)を2009年1月からのレンタル移籍で獲得することを発表した。

 イングランド代表の前主将であるベッカムは、セリエAのウインターブレーク明けのシーズン再開を前にした1月7日にチームに合流する。ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ(Adriano Galliani)副会長は30日の朝、ミラノ(Milano)に滞在しているベッカムの弁護士と交渉の予定があることを明かしており、その後合意に至った。ミランが最初にレンタル移籍の可能性の示唆したのは22日、ベッカムがプレーする米メジャーリーグサッカー(Major League SoccerMLS)のオフシーズンにベッカムがミランで練習を行うのではないかという憶測が流れた後だった。

 2007年8月にロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)へ加入しプレーしているベッカムは、体調を維持しイングランド代表でのポジションを守るために冬季もプレーをし続け、試合勘を失わないようにする必要があった。イングランド代表のファビオ・カペッロ監督(Fabio Capello)は、ベッカムが試合に出場していなければ代表に招集しないと語っている。

 これまで代表戦で同国歴代3位となる107試合に出場しているベッカムは、今回のレンタル移籍によって世界3大リーグ(イングランド・プレミアリーグ、スペイン1部リーグ、セリエA)の強豪クラブでプレーすることとなった。(c)AFP