【10月17日 AFP】欧州サッカー連盟(Union of European Football AssociationsUEFA)は16日、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に科したUEFAが主催するクラブ大会でのホームスタジアム使用禁止措置を延期した。これにより、予定されていたリバプール(Liverpool FC)との欧州チャンピオンズリーグ2008-09(UEFA Champions League 2008-09)の試合はマドリード(Madrid)で予定通り行われることとなった。

 UEFAはアトレティコの制裁措置中止の要求に応じることを決定したと発表。猶予の無い状態でのリバプール戦の代替地開催は、組織的にも実務的にも困難があるためとしている。UEFAは「欧州チャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリード対リバプールは予定通り10月22日にマドリードのビセンテ・カルデロン・スタジアム(Vicente Calderon Stadium)で行われる」としている。

 UEFAは14日にアトレティコに対し、1日に行われた欧州チャンピオンズリーグ、アトレティコ・マドリード対オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)戦で観客の起こした騒動と人種差別や侮辱的な行動に関連して、欧州チャンピオンズリーグでの今後ホームで行われる2試合をマドリードから300キロメートル以上離れた中立地にあるスタジアムで開催しなければならないとしていた。(c)AFP