【10月20日 MODE PRESS】スペインファッションを代表する合同展示会といえば「ブレッド＆バター」、ウエディング業界においては世界的に高く評価されている「ノビアエスパーニャ」がある。ブランド1つずつをみても質の高さは一目瞭然だが、それらを一挙に集めた展示会のクオリティーに世界中から集まるバイヤーたちの評価も年々高まっている。特筆すべき代表的な5つの展示会をMODE PRESSでは紹介。

■ブレッド＆バター・バルセロナ

最先端のストリート＆アーバン・ファッションを紹介する、革新的なファッション見本市。1991年にドイツ・ケルンで第1回が開かれて以来、毎年2回開催されている。2005年夏から開催地をバルセロナに移した。アガタ・ルイス・デ・ラ・プラダ、エル・ナチュラリスタ、カンペール、クスト・バルセロナ、チエ・ミハラ、シマロン、フロレンティーノ、ホコモモラ、ロイス、ムチャチャといったスペイン・ブランドを中心に、デニム、スポーツウエア、ストリート・ファッション、ファンクションウエア、カジュアル・ドレスアップの分野で世界中から1000弱のブランドが集まる。10万人近い来場者は、ヨーロッパ、アメリカ、南米、アジアと世界各国からやってくる。プロフェッショナルの来場者を楽しませるために、出展社によるファッションショーやパーティーなど、さまざまな関連イベントが市内各所、港やビーチで行われ、開催期間中、街はお祭りのような賑わいをみせる。
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    • ■SIMM

    2009年1月に第61回を迎える、マドリードの国際ファッション見本市。世界約30カ国より、1000を超えるファッション、アクセサリー企業が出展し、ヨーロッパで行われるファッション見本市では第2位の規模を誇る。多くのヨーロッパ企業が出展し、近年では南米諸国のデザイナーやメーカーの出展も増加している。2万人以上の来場者のうち、1割はスペイン国外からやってくる。海外からの来場者数は年々増加傾向にあり、マドリードのファッション都市としての重要性の高まりを物語っている。同時開催されるシベレス・ファッション・ウィークとともに、「Madrid vive la Moda」と題した一連のマドリード・ファッション・キャンペーンの一環である。
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    • ■モダカルサード+イベルピエル

    世界の靴業界関係者が注目する靴の総合国際見本市。婦人・紳士・子供靴・スポーツシューズから、販売用の什器に至るまで靴産業の関連製品を網羅している。国内外の約700社以上の企業が参加し、翌年の春夏シーズンに向けた新作を発表する。開催は春と秋の年2回。ハイメ・マスカロ（Mascaró）、マグリット（Magrit）、プーラ・ロペス（Pura López）などのスペインの人気ブランドをはじめ、若いデザイナー達による力強いデザインと伝統的な職人技を息づかせたデザイン、、、、、一言では表現しきれないほど幅広いジャンルのシューズを取りそろえているのが特徴。
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    • ■ノビアエスパーニャ

    ブライダルウエアの分野で世界で最も重要な国際ブライダルウエア展。1991年より始まり、毎年6月にバルセロナで開催される。ブライダルドレスのほかにも、タキシードやフォーマルウェア、 アクセサリーなど、充実した内容をみせる。スペインのブライダルウエアは、その生地、仕上げ、そして革新的なデザインのクオリティーの高さで定評があり、現在スペインはブライダルドレスの輸出で世界第2位の地位を占めている。ノビアエスパーニャへは、約50カ国から1万人以上の来場者があり、およそ半数は海外からのビジター。バルセロナで同時開催されているガウディ・ブライダルウエア・ファッションショーとともに、バルセロナを国際的なブライダルウエアの中心都市にした展示会、バルセロナ・ブライダル・ウィークの一貫をなす。
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    • ■シベレス(マドリード・コレクション)

    マドリード見本市協会主催のファッション・コレクション。SIMMに出展した企業のショーも見ることができる。第48回より名前を「シベレス・ファッション・ウィーク」に改めた。同時に会場を増設し、ランウェイは「シベレス」と「ネプトゥノ」の2つになった。「シベレス」はニュートラルでありながら魅力にあふれた装いを、「ネプトゥノ」は慎重にデザインを創りつつ流行の最先端を走るファッションを提案する。また、若手デザイナーを紹介する場であるエゴ・コレクションがシベレスのイベントスケジュールに公式に加えられた。デザイナーが自分たちの作品を販売する伝統的なショールームも、見本市会場内に設けられる。次回は2009年2月の予定。(c)MODE PRESS

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