【8月13日 AFP】(写真追加)北京五輪第6日、競泳・男子200メートルバタフライ決勝。米国のマイケル・フェルプス(Michael Phelps)は、1分52秒03の世界新記録で優勝を果たし、今大会4個目、五輪通算では史上最多となる10個目の金メダルを獲得した。

 2007年3月の第12回世界水泳選手権(12th World Swimming Championships)で自身が記録した1分52秒09の世界記録を更新したフェルプスは、陸上の故パーヴォ・ヌルミ(Paavo Nurmi)氏とカール・ルイス(Carl Lewis)氏、競泳のマーク・スピッツ(Mark Spitz)氏、体操女子のラリサ・ラチニナ(Larissa Latynina)氏が保持していた通算9個の記録を更新した。

 フェルプスは、続く男子4x200メートル自由形リレーで更なる金メダル獲得を目指すことになる。

 2004年アテネ五輪で6個の金メダルを獲得したフェルプスは、別の五輪記録にも挑んでいる。フェルプスが今大会で8個の金メダルを獲得することになれば、1972年ミュンヘン五輪でスピッツ氏が成し遂げた1大会での最多金メダル獲得数(7個) の記録を更新することになる。

 なお、ハンガリーのチェー・ラースロ(Laszlo Cseh)が1分52秒70で銀メダルを、日本の松田丈志(Takeshi Matsuda)が1分52秒97で銅メダルを獲得した。(c)AFP