【8月5日 AFP】五輪の陸上競技で4つの銀メダルを獲得し、2004年に現役を引退したフランク・フレデリクス(Frank Fredericks、ナミビア)氏が5日、男子棒高跳びの世界記録保持者であるウクライナのセルゲイ・ブブカ(Sergey Bubka)氏の後任として、国際オリンピック委員会(International Olympic CommitteeIOC)の選手委員会の新委員長に選出された。 

 ブブカ氏は、「選手委員会を率いていた期間をすごく楽しめた。選手の声を代弁するという名誉のある職なのでIOCで最高の仕事です。フランキーは委員会を次のレベルへ上げてくれると思います。彼には相応しい役割です」と語っている。

 元短距離選手のフレデリスク氏は、1992年バルセロナ五輪と1996年アトランタ五輪の2大会で男子100メートルと同200メートルに出場したが、100メートルにはドノバン・ベイリー(Donovan Bailey、ジャマイカ)、200メートルにはマイケル・ジョンソン(Michael Johnson、米国)という当時の世界記録保持者がいたため、全て銀メダルに終わっている。(c)AFP