【6月23日 AFP】フランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領は22日、カーラ・ブルーニ(Carla Bruni)夫人とともにイスラエルを訪問した。

 大統領夫妻はテルアビブ(Tel Aviv)近郊のベングリオン国際空港(Ben Gurion International Airport)に到着後、イスラエルのシモン・ペレス(Shimon Peres)大統領とエフド・オルメルト(Ehud Olmert)首相の出迎えを受け、儀仗兵を閲兵した。

 夫妻はエルサレム(Jerusalem)に移動し、オルメルト首相と夕食を共にした後、サルコジ大統領はペレス大統領と会談を行った。会談の中で、サルコジ大統領はイスラエルに対し、「平和へのリスク」をとるべきだと語り、パレスチナ国家樹立への支持をあらためて表明した。

 イスラエルには建国60周年を祝うために外国要人が相次いで訪問しているが、サルコジ大統領は今回の訪問で、イスラエルではアラブ寄りだとみられていたジャック・シラク(Jacques Chirac)前仏大統領時代とは対照的に、フランス-イスラエル関係強化を目指したい構え。

 サルコジ大統領は23日、イスラエル国会「クネセト(Knesset)」で演説を行う予定。(c)AFP/Philippe Alfroy