【6月19日 AFP】小売り大手セブン&アイ・ホールディングス(Seven & i Holdings)は19日、直営農場を運営すると発表した。

 千葉県内の農家と共同で、約2ヘクタールの農地でキャベツ、ダイコン、ニンジン、ホウレンソウなどを生産し、傘下のイトーヨーカドー(Ito Yokado)で販売する。

 セブン&アイ・ホールディングス広報の千本圭輔(Keisuke Chimoto)氏は、農業参入の目的は土作りの段階から生産に直接関与して消費者に安全な食品を届けることだとしている。

 当面の農場運営は千葉県内に限られるが、セブン&アイでは3年後をめどに直営の農業生産法人を10社に増やし、全国展開したいとしている。

 食品会社の間でも農業参入の動きは見られるが、小売業界の企業が全国規模で農業に参入するのは初めて。(c)AFP