【5月20日 AFP】元ビートルズ(The Beatles)の故ジョージ・ハリスン(George Harrison)氏に捧げられた庭が、20日にロンドン(London)で開幕する「チェルシー・フラワー・ショー(Chelsea Flower Show)」に出展される。

 ハリスン氏が作詞したビートルズの曲「イッツ・オール・トゥ・マッチ(It's All Too Much)」の一節を引用して「From Life To Life」というタイトルが付けられたこの庭は、リバプール(Liverpool)での幼少時代から、ビートルズで活躍した時期、そして来世までを語るような作りになっている。デザインは、イヴォンヌ・イネス(Yvonne Innes)氏が担当した。

 ショー開幕を翌日に控えた19日にはエリザベス女王(Queen Elizabeth II)が来場。女王はハリスンさんの庭にも立ち寄り、妻のオリビア・ハリスン(Olivia Harrison)さんと言葉を交わしたという。オリビアさんは「夫の人生を物語る庭というアイデアを、女王も気に入ってくださったことと思います。見ていただけて、心から光栄に思っています」と語った。

 また元ビートルズのリンゴ・スター(Ringo Starr)氏も駆けつけた。

 ハリスン氏は2001年、がんのため58歳で死去した。

「チェルシー・フラワー・ショー」は英国最大規模の園芸ショーで、世界中から約600もの庭が出展される。5日間の会期中、今年は15万7000人の来場者を見込んでいる。(c)AFP