【4月26日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)を率いるアブラハム・グラント(Avram Grant)監督は、フランク・ランパード(Frank Lampard)が26日に行われるマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦に出場するか否かの判断は直前まで待つ考えであることを明らかにした。

 肺炎のため24日に母パット(Pat)さんが亡くなったため、ランパードは25日の練習を欠席している。

 チェルシーはランパードが望むだけ休暇を与える考えだが、グラント監督はランパードがスタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)でプレーするのではなく、家族と共に過ごすことを最終的に選んだか否かの明言を避けている。

 ランパードは看病のため14日に行われた第34節のウィガン(Wigan)戦と17日に行われた第35節のエバートン(Everton)戦を欠場していたが、容態の回復を信じ22日に行われたリバプール(Liverpool FC)との欧州チャンピオンズリーグ2007-08(UEFA Champions League 2007-08)準決勝の第1戦には出場した。

 グラント監督はマンチェスター・ユナイテッド戦の前にランパードと話し、自身が正しいと考えるようにするべきだと伝えるつもりであると語った。

 グラント監督は「もちろんフランクとは話す必要がある。フットボールはとても重要だが、より大切なのは彼がどのように感じているかだ。彼は今日(25日)練習をしていない。我々の考えは彼と共にあることだ。我々はチェルシーで親密な家族だ。フランクと彼の家族に心から同情している。私はこのことでチームはより団結するものと考えている。簡単な状況ではない。全ての選手とスタッフは彼のために悲しんでいる」と語っている。

 リーグ優勝の望みを繋ぐためには勝利するしかない大一番にランパードが欠場する場合、ミカエル・エシアン(Michael Essien)がその代役を務めることが見込まれている。(c)AFP/Steve Griffiths