【4月18日 AFP】戦争で負傷した兵士の皮膚や筋肉、失った手足までもを幹細胞から修復・再生する ― 米国防総省(Pentagon)は17日、約2億5000万ドル(約256億円)を投じて、大学や医療機関と合同で再生医療技術の研究機関を新設すると発表した。
 
 米陸軍軍医総監のエリック・シューメーカー(Eric Schoomaker)中将によると、将来的には戦場に向かう兵士から幹細胞を採取し、負傷した場合は本人の幹細胞を元に再生医療を施す。神経の損傷、筋肉や腱の再生、やけどの治療などが可能で、傷あとも残らないとしている。腕や足など損傷した体の部位を再生回復する技術も研究するという。

 新設されるArmed Forces Institute of Regenerative Medicineは、大学や病院附属の研究施設による2つのコンソーシアムの研究に焦点を絞り、資金提供をする。コンソーシアムの1つはウェイクフォレスト大学(Wake Forest University)とピッツバーグ大学(University of Pittsburgh)が、もう1つはラトガース大学(Rutgers University)とクリーブランド・クリニック(Cleveland Clinic)が主導する。

 国防総省が5年間で8500万ドル(約87億円)の資金を提供し、コンソーシアムが8000万ドル(約82億円)を拠出。米国立衛生研究所(National Institutes of HealthNIH)が別途1億ドルを助成する計画だという。(c)AFP/Jim Mannion